「健康口座」医療保険の検討を
推奨したい方

Point

「健康口座」医療保険の検討は特に女性におすすめします。

全ての方が検討する必要はない

すべての方が保険加入を検討する必要があるのでしょうか。
下のグラフは国立がん研究センターが開示している悪性腫瘍(がん)の年齢階層別罹患率を示しています。
グラフをみると、60歳くらいになるまでは男性よりも女性の方が罹患率は高く、さらに50歳くらいまでは女性の罹患率は男性のそれの倍以上です。若いうちは女性の方ががんに罹患しやすいのです。

年齢階級別 罹患率(全国推計値)2015年年齢階級別 罹患率(全国推計値)2015年

加入検討を推奨するのはお母さん世代

そのうち最も罹患率が高く、近年も患者数の増加が止まらないのが乳がんです。
最新のデータ(2018年)では、新たに9.4万人の方が乳がんに罹患しています。
日本の女性の中では、乳がんの患者数が最も多くなりました。

乳がん 年齢階級別罹患率(対人口 10万人)乳がん 年齢階級別罹患率(対人口 10万人)

また、比較的若い年代の女性であっても子宮頚がんは発症します。
下のグラフをみると、25歳くらいから発症率が増加しています。

子宮頸がん 年齢階級別罹患率(対人口 10万人)子宮頸がん 年齢階級別罹患率(対人口 10万人)

がん以外の疾患でも入院治療を伴うことのある女性の病気があります。
働く世代の女性の罹患率が高いのが「子宮筋腫」です。
30歳以上の女性の20~30%に発症(注1)します。状態により、経過観察、薬による治療、あるいは手術等の治療が選択されます。

また、子宮内膜症も発症率が10%(注2)とやや高く、20代後半から30代前半に症状が現れるのが一般的です。不妊症の原因にもなり、治療としては薬による治療か手術が選択されます(注3)。

(注1)
Hendrickson MR,et al,:Surgical Pathology of the Uterine Corpus,
WB Saunders,Philadelphia,1980,
Persons L,et al,:Gynecology, 2nd ed,WB Saunders,Philadelphia,1978
(注2)
泉谷知明ほか:日本臨牀67(Suppl 5,):44-48,2009
(注3)
公益社団法人 日本産婦人科学会URL 産科・婦人科の病気 子宮内膜症より

以上のように、お母さん世代には婦人特有の病気が無視できない確率で発生するので注意が必要です。

ライフサイクルに合わせた保険の活用を推奨

若いうちは病気で入院するリスクが男女共低く、病気の備えとしては高額療養費制度を含む公的保険の活用で十分です。ただ、女性で一部のがんの発生に留意して定期検査を受ける等の対応を始めることは大事です。

結婚して世帯を持つと、世帯主として万が一のことがあった場合に備え、生命保険への加入を検討することは意味があるでしょう。また、病気への備えとしては、リスクが高くなる前に、女性が「健康口座」医療保険への加入検討をすることも同様です。がんのリスクに絞った保険の検討もありです。

70歳くらいになると、がんや生活習慣病等で入院する確率は高くなりますが、高額療養費制度の活用により病気で入院した際の自己負担額は抑えられますので、医療保険を解約し、預金で備えるという考えで良いと思います。

提携医療機関での定期健診や人間ドックも受けられます提携医療機関での定期健診や人間ドックも受けられます